どうもタカヤです。
あなたはもう、転職市場に出ている企業の求人票を見てみましたか?
そこには、こんなフワッとした言葉が並んでいませんでしたか?
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【代表的なフワッとワード】
・社長直下
・裁量が大きい仕事をお任せします
・プロジェクトリーダー候補
・20代で一流の成長を目指す
・将来の独立に役立つ
・アットホームな職場
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これらの言葉通りの素晴らしい職場もたくさんあります。
が!
実態が伴っていない職場はもっとたくさんあります。いや、大半の会社が、応募を増やすためだけにフワッとしたワードを使っています。
転職市場には悪質な嘘が多い。これに比べると、彼女の嘘なんてカワイイものだと思います。
本当の経験人数が50人なのに、「5人しかヤったことない」と彼女が嘘を付いても実害はありません。
でも、転職で変な会社に入ったら実害しかありませんからね!
本当に注意です。
それでは、市場に飛び交う嘘に乗せられないためには、どうすればいいのか?
【fact check】実際の運営状況だけを見る
嘘に乗らないためには、
フワッとした言葉が、どの程度真実かを確かめる必要があります。
その為には、
その会社が「何をしているか」だけを見て、「何を言っているか」は完全に無視することです。
なぜなら、行動だけが真実なのですから。
例えば、「一流の成長」がキャッチコピーの会社があるとする。
その会社にあなたがエントリーすると、直接社員と会う機会があるはずです。その際に、「社員のレベルが本当に高いか」だけを、あなたは見ないといけない。「何を言っているか」は無視すること。
結果的に、本当にレベルが高いなと感じたら、「一流の成長」を目指しているのは、真実の可能性が高いです。
逆に、
社員が壊れたラジオのように「一流の成長」と叫び続けるだけの場合。
その企業は社員を洗脳することで、うまくコントロールしているだけの会社と予想できます。
※タカヤが2社目の入職したベンチャーはまさにこれでした。
本当に言葉通りの理想像を目指しているかどうかは、社員の行動面を見ればわかってくる。
転職市場でフワッとした言葉に出会ったら、注意しなくてはいけない。
常に相手の行動だけを見て、組織がキャッチコピー通り運営されているのかを洞察すること。言葉でどれだけキレイなことを言ってきてもスルーして実態だけ見極める。
これが良い転職をする上でとても大事です。
人生でも数回しかない会社選びなのですから、警戒に警戒を重ねるくらいがちょうど良いと私は思います。
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ここまで、かなりシンプルなアドバイスを話してきました。
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・「相手が言っていること」はスルーして、「相手がやっていることのみ」を見よ!
・言葉ではなく行動だけを見よ!
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これが今日のアドバイスで一番大切なことですが、おそらくあなたはこのアドバイスを流すでしょう。
なぜなら当然すぎるからです。
例えば、我々は当たり前のように呼吸していますよね。それなのに友達が、「ちょっと聞いて?オレたちは呼吸しないと生きていけないらしいよ。」と言ってきたらどうしますか。完全に流すか、友達の精神状態を心配するかどちらになるでしょう。
実際、タカヤが転職するまでの人生で、似たようなドバイスを多く目にしてきた。
「相手の発言ではなく、相手の行動をみろ」
「言葉ではなくて行動こそが真実」
そんなアドバイスがありましたが、当時の私は完全にスルーしました。
その結果、とても痛い目を見ました。
結局人間って、痛い目をみないと学べない生き物なのかもしれない。
それでもあなたには言っておきたい。
「行動だけを見て下さい。口では何とでも言えるのだから。」
と。
まぁ、タカヤよりも読者であるあなたの方が、しっかりしていると思う。
余計な心配だったかもしれない。
フワッとした言葉は、求職者を試すリトマス試験紙
ちなみにですが、さっき紹介したフワッとしたワードは、求職者を試すリトマス試験紙のように使われています。
フワッとしたワードに反応する層には2種類あります。
その2種類とは、
「意識が本当に高い人」か「意識高い系」です。
「意識が本当に高い人」とは「地に足をつけて、実力をつける為の努力を続ける人。その覚悟がある人。」だと考えています。
逆に、
「意識高い系」は、薄い知識でマウンティングだけ取ってくるが、行動力は全くないクソ野郎だと思います。
この2種類が、フワッとしたワードに反応しやすいです。
裏を返すと、
「2種類の人間」と「その他」を区別するために、あえてフワッとしたワードで求職者を釣っている企業があるのです。
そしてリクルートする企業側としても、
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・「本当に意識の高い人」を欲しがる会社
・「意識高い系」が欲しい会社
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その2つあります。
「意識高い系」を欲しがる会社があるのが信じられないかもしれないですけど、本当にあります。
特に、
ブラック企業であるほど、「意識高い系」を上手くリクルートして、徹底的に使い潰している印象があります。
「意識高い系」は企業にとって使いやすい
なぜ、意識高い系をあえてリクルートするかと言うと、使いやすいからですね。
意識高い系って、案外批判的に考える能力に欠けているため、素直に上司の言うことに従ってくれます。特に社長にカリスマ性があれば、意識高い系は喜んで従うことが多い。
ブラック企業は「あまり難易度が高くない仕事を、素直に早くこなしてくれる人」を求めているので、批判力がない「意識高い系」がよくフィットします。
こんな真実を書いてしまうと、ブラック企業の人事担当者に怒られそうですね。
実際、タカヤが入職したブラック企業には、早稲田・筑波大学など、それなりの大学で意識高い系をしていた人が定着していました。
社長のカリスマ性を目の前にして、「なんでも言うことを聞きますぅ」という状態になっていた。
こう見ると、「高学歴なのにマルチにハマる大学生」と、「ブラック企業に人生を捧げる意識高い系」って、かなり属性が被っている気がしますね。
逆に、
本当に意識が高い人って、企業にとっては使いにくいんですよ。イチイチ建設的な意見は言うし、物事を筋道立てて説明する能力が高いし、プライドも高い。
そんな人間でもあえて採用して、ちゃんと育てる企業は、「仕事は厳しいけど、本当に実力がつく会社が多いですね。リクルート社・ファナック・キーエンスとかがそうですね。こんな会社に「意識高い系」が間違って入職したら、3日で弾き出されてしまいます。
そして話は戻ります。
あなたが眺めている求人票には、フワッとした言葉が使われていますか?
そして、
あえてフワッとした言葉を使っているのは、どんな社員を採用するためか?
それを理解するためには、実際に企業の人間に会ってみて、行動力・実力を観察するしかない。
会ってたくさん質問をすれば気付くことが必ずあります。
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・「20代で圧倒的な成長」という売り文句は本当だった。高いレベルの仕事をしている。
・「社長直下」と言っているけど、ほとんど社長との会話はなさそうだ
・「裁量が大きい」と言っているけど、ルーティーン作業しかしてなさそうだ。
・アットホームという言葉は、「古くからの社員にとってアットホーム」というだけだった。
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とか。
それはともかく、常に組織の実態を見るようにしましょう。
百聞は一見にしかず。どれだけ求人広告で良いことを言ってても、組織の人間の実力とか、表情を見れば実態が分かります。
「求人広告の中身が本当かどうか」も、しっかり観察すれば見えてくるはずです。
フワッとした言葉が求人票に出てきたとき、そこに応募する時、ぜひ注意してくださいね!