最近読んだ本に、こんな事が書いていた。

サラリーマンは最初に出会った身近な上司の指導で、その後の人生がほとんど決まってしまう

『野村証券第2事業法人部』 p347より

これはその通りだと思う。

100%とは言わないけど、人生にかなり大きい影響を与える。

特に、

最初の上司から指導を受けて、仕事に対する基準値ができていく。


最初の上司が高い基準値を求めてきたり、上司自身が高い基準で働いていたら?

おそらく、仕事の基準値を高くキープすることができる。

当然、基準が低い人達よりも成果も出る。


何より20代で出来た基準値は、30代になるともう変更が効かない。


低い基準のまま長く過ごすと、もう一生頑張れない体質になってしまう。


もちろん転職を通じてリセット出来るけど、基準値はなるべく高く持っておいた方が良い。

顔面麻痺になるまで働くハードワーカーか?それとも1日中コーヒーを飲むのんびりワーカーか?

タカヤの場合、公務員・上場企業の両方で働いていた経験があるが、その2社の上司は完全に真逆だった。

公務員時代の上司は、部下の指導をすることは全くなかった。

それどころか、

就業時間中ずっと居眠りをしていた。
「ゴゴゴゴゴッ!」という、改造バイクのような豪快なイビキを轟かせていた。

それはそれで恵まれた環境かもしれないけど、20代の貴重な時間をテキトーに過ごすのが勿体なく思えた。

仕事の基準値も低いまま30代に突入して、使えないオッサンになるのが目に見えていた。


その一方。


上場企業の上司は、パワハラスレスレの熱血指導!

いまとなっては感謝しているけど、当時は「こいつサイコパスなんじゃないか?というか、もはや単なるストレスの捌け口にされてないか?」としか思えないことも多々あった。

そんな上司は、完全なるワーカーホリックと極度のストレスのせいで顔面麻痺と高脂血症を患っていた。常に具合が悪そうで、薬も常に8種類くらい服用していた。

公務員時代の上司と、上場企業時代の上司。

「どちらが良い・悪い」とは言わない。

でも、どちらの上司に指導されるかによって、「実力」「成長スピード」「出世」に差がつくことは間違いがない。


大半の上司はハズレでしょ?

あなたはどうだろうか?

「良き上司に巡り会えてハッピー!」という状態だろうか?

それとも、

「あの上司、指導もしない。付いていきたいとも思えない。」という状態だろうか?

前者であるならば、おそらくその会社にずっといた方がいい。

だって、世の中の大半の上司はハズレでしょ?

ハズレなのは、上司が努力を放棄しているからではない。

そもそも上司も人間です。
人間って基本的に自分のことばかり考る利己的な生き物だから、そんな人間が部下の事まで心配するのは普通に考えて難しい。

だから、

この世界では「上司は基本ハズレ」がデフォルトなのだと思う。


部下思いで、真剣に指導してくれる上司っていうのは本当に珍しい。


伝説のポケモンくらい出現頻度が低い。


そんな上司に恵まれていたら辞めない方がいい。それ以上の職場に巡り逢うのは難しいから。


しかし、

「この上司に付いていきたくないなー」って場合。

※この転職ブログを読んでいるあなたの場合は、上司に対してネガティブな意見を持っているケースが多いのではないでしょうか。

もしそうだとしたら、転職するのも1つの解決策になると思います。

特に「指導と銘打って、部下をいじめ抜く事にしか興味がないサイコパス」が上司なら、身を守るためにも転職した方が良いと思います。

人生は1回・自分の身体は1つですからね。

サラリーマンは最初に出会った身近な上司の指導で、その後の人生がほとんど決まってしまう


今の上司がどんな方であれ、「その人の指導が、自分の人生に大きい影響を与えている」ということは自覚した方が良い。

もちろん人生は自己責任だから、上司に成長を委ねるのは無責任でもある。

それは当然の事実です。

しかし、

周囲が自分に与える影響を無視することも出来ない。

特に、仕事上の上司の指導は、自分の生涯賃金にも大きく影響する。

あなたが老後豊かに暮らしているのか。それとも、毎日サバ缶ばかり食べてエアコン代も節約する貧しい暮らしになるのか。

上司の指導は、そこに少なからず影響してくる。

だからあなたは、「今現在、ちゃんとした指導を受けれる環境にいるか」を確認してみてください。


その答えがNoなら、人生の後半で大きいツケを払うことになるかもしれません。

もしそう思うなら、別の職場を探すのも全然アリだと思います。