ブラック企業に転職すると、3つのものを傷つける。それは「履歴書・キャリア・メンタル」である

どうもタカヤである。

世界で最も賢い人々の集まりである、ユダヤ教。

アインシュタインを筆頭に、毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出するバケモノ軍団である。

そんな彼らの格言に、こんなものがある。

「人の心を傷つけるものが3つある。悩み、いさかい、空の財布。この中で最も人を傷つけるのが、空の財布である」

タルムード より

その一方、

ブラック企業に入職してしまった場合も、3つのものを傷つけます。

その3つとは、

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・履歴書
・キャリア
・メンタル
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で、最も傷つくのが履歴書です。


あなたは転職をある程度考えているでしょう。

そして少し注意すればブラック企業なんて回避できると思ってもいるでしょう。それなりの企業に転職できると思っているでしょう。


タカヤもそう思っていました。


そして相当注意もしていましたが、結果としてブラック企業に入ってしまいました。

ですので、今回の記事を自分事として読んでください。


そして何がなんでもブラックは避けて下さい。


それでは傷つく3つのものを少し見ていきましょう!

履歴書の傷は取り返しがつかない!泣

まず、

一番取り返しのつかない傷である「履歴書」から見てみましょう。


ブラック企業に入ると、基本的には長く続けられません。


理由は色々とありますが、一番の理由は「社員を使い潰す」前提で働かせているからです。


3,000円くらいで買った安いスニーカーみたいに、擦り切れてきたらサヨナラされてしまうのがブラックの特徴です。

実際にタカヤも半年くらいでその会社を辞めましたが、次の転職先を探すのが本当に大変でした。なぜなら履歴書に傷が付いたからです。

いくら20代中盤といえども、たった半年で会社をやめた人間を見る目は厳しいものがあります。


私は転職のために複数の採用担当者と会いましたが、必ず聞かれました。「この会社を半年で辞めたのは何故ですか?」と。根掘り葉掘り色々と質問を受けました。

そしてタカヤはいま企業で人事をしているから分かりますが、面接後も担当者同士でこんな会話が交わされています。


「いまの人、前職を半年で辞めたよな?辞めた理由もなんとなく本当っぽいけど、なんか嘘くさいよな・・・採用しなくていいか。」

履歴書の傷は、足首に固定された鉄球と同じ

不要な履歴書の傷は、絶対に増やしてはいけません。

それはあなたの仕事選びの自由を一気に奪います。

あなたが世界史を習っていたならご存知だと思いますが、中世ヨーロッパでは奴隷がいました。その奴隷の所有者は、奴隷が逃げないように、足首に丸い鉄球がついた鎖をはめていました。

履歴書の傷はこの丸い鉄球みたいなもので、キャリア選択の幅を急激に狭くします。

そして何より、履歴書の傷は、すり傷みたいに完治してなくなるものじゃない。

一生ついて回るものです。



マジで気をつけて下さい!

履歴書の傷は悪い意味で「一生モノ」です。

キャリアも傷つく

ブラック企業に入職するとキャリアも傷つきます。


というのも、

ブラック企業がブラックである所以は、「その会社にいてもスキルが身につかない」からです。


特にタカヤがいた会社では、スキルがつく業務が少ない上に、業務以外の割合がとても多かった。

一番ビックリしたのが、「会社(東京)から相模湖(ほぼ山梨)に自転車で行く」という企画!


しかも各自が持っている自転車を使用とのことだったから、タカヤはママチャリで往復120キロくらい漕ぐことになった。


しかもその企画から2週間後くらいに、たまたま幹部たちの話を聞いていたら、ビックリする内容だった。

「いやー、最近の新入社員は気合が足りないわ。来年入ってくる新卒は、自衛隊に入れることにしよう!2週間くらい自衛隊の経験をさせれば、ちょっとは良くなるでしょ。」

こんな話を真剣にしているし、実際その後の新卒社員には自衛隊を体験させたらしい(!)

キャリア形成の本質とはかけ離れた業務ばかりしていては、肝心な仕事で成長する能力が身についてこない。

20代でキャリアの背骨を折ったら、修復は不可能

特に、20代のキャリア形成は人生全てを決めると言っても過言ではない。


あなたの身の回りにも、「20代・30代遊びまくった結果、40代で何の能力も身についていない、結婚もしていない先輩」が何人か居るのではないでしょうか?

20代をテキトーに過ごしてしまった人間はそうなってしまいます。

そしてキャリア形成については、20代を逃すとほぼ取り返しがつきません。正直なところ、30代でキャリアを逆転する手段は、この世の中にほとんど存在していないのです。


おそらくこれを聞いても、今のあなたは「ふーん。そうかもしれない。」くらいに聞き流していると思います。

ブラック企業に転職する前のタカヤも、似たようなアドバイスを聞き流していました。

だから改めて強調しておきます!

20代でキャリアの背骨を折ると、修復は不可能です。


そしてキャリアの背骨というのは、カルシウムの足りない骨みたいに、ちょっとしたことでボキッと折れてしまうのです。

タカヤ自身、ブラック企業に入ってから現在の企業人事に至るまで、非常に危ない橋を渡ったと思います。

漫画 カイジに出てくる「ブレイブメンロード」みたいに、一歩間違うと、永久にブラックを転々とする生活になっていたと思います。

絶対にマネしないでくださいね



これがブラック企業に転職すると傷つくものの2つ目、キャリア。

2つの意味でメンタルも傷つくぞ!

3つ目に傷つくのがメンタル。

これは2つの意味で傷つきます。


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・1つ目は、職場のヤバイ上司があの手この手で「お前はこの会社以外では通用しない」というメッセージを発してメンタルを追い込んでくる

・2つ目は、「オレはこんな所で何してんだろ?」という疑問が浮かんできて、自分自身を傷つけます。完全な自爆ですが、実はこちらのダメージが深刻!
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人が良い仕事をするためには、嘘でもいいから自信を持っていなくてはいけません。これは会社でも学校でも変わらない。

学校時代でも「この人本当にスゴいな!スーパーマンかよ」って思える人は自信満々だったでしょ?


あれって周りが自信を持たせてくれる前から、根拠のない自信を持っている人が多い。実際に心理学の研究でも、「自信を持っている」と思い込むから自信が湧くことがわかっている。

実績とかあげる前から、「自分だけはなんでも出来る」と信じているから、結果的に本当に出来るようになる。


それくらい、自分で勝手に自信を持ち始めることは大切です。



しかし、

間違った会社に入ってしまうと、周りはあなたの自信を削ぐ発言をするし、あなた自身も「オレ何してんだろ?」と自分で自分を下げてしまう。


そうやってメンタルが蝕まれていきます。

私も日付が変わる寸前まで残業してて思いましたもん、「オレ、何してんだろ?こんなクソな仕事やって生きてる価値あるのか?」と。


これが3つ目の、メンタルの傷。

ただ、メンタルの傷はブラック企業を辞めた瞬間に癒えることも多いから、ここに関しては大したことない。

やはり重要なのは「履歴書」「キャリア」の傷です。

まとめ!

まとめましょう!

・ブラック企業に転職すると傷つくものが3つある。それは「履歴書」「キャリア」「メンタル」

・少し気を付ければブラック企業への転職は避けられると思いがち。だが、簡単に考えている人ほど転職の罠にハマりやすい。明日は我が身。

3つ傷つくなかでも、「履歴書」の傷は絶対に治らない。一生ついてまわる。

・「キャリア」の傷はリカバリーできるが、リカバリーに失敗するとキャリアの背骨が折れて、40代でコンビニバイトになる可能性あり。

・メンタルの傷は時間という薬が癒してくれる。タカヤもだいぶ癒えました!

以上