転職の準備に時間をかけ過ぎるな!

どうもタカヤである。


今日の話は、転職の準備に時間をかけ過ぎるな、という話。


もちろん、いきなり会社を飛び出して、よく分からない会社に転職するのは良くない。でも、時間をかけ過ぎるのも良くない。それはタカヤ自身が「転職する側」「採用する側」の両方を経験してみて強く感じる。

特に、このブログは基本的に文系職種向けに書かれている。

あなたがもし20代後半なら、違う業種へ転職するタイムリミットは近い。時間が残りわずかで、砂時計の残りの砂は少なくなっている。

では、なぜ時間をかけ過ぎない方がいいのか?

企業が求職者に求めるもの→「若さ」

時間をかけすぎてはいけない理由はシンプル。

企業側が求めているものが「若さ」だから。


それゆえ、


若さが失われていない早いタイミングで転職した方が、良い条件の職場を見つけやすいのが事実。

なぜ企業が若さを求めているのか?


それは、「同じ無資格・未経験者ならば、若くて素直な方がいいから。」である。

恐ろしいほど単純な理由ではあるが、人事担当者は無資格・未経験者をそう見ている。その人の本質とはかなりかけ離れた場所しかみていないのである。


だが、それもある意味では仕方がないのです。

なぜなら企業側にしてみると、人は採用するまで「出来る人かどうか」分からないから。そしてもし採用に失敗したとき、若い人であれば企業側もリカバリーができるから。


例えば、あなたの前に40歳と25歳の未経験者がいる。


もしも40歳を採用して大失敗したら、人事担当者は上司から激怒される。「君が推薦するから40歳で無資格・未経験を採用したけど、なんだアイツは!!40歳にもなると、教育しても成長はしない!これから定年まで誰が面倒見るんだ!」と詰められること請け合いである。


※実際にタカヤは現職で人事をしているが、仕事ができない40代を採用して現場にキレられたことがある。


でも、仮に25歳を採用して失敗しても、「まぁ25歳だから、これからなんとかなるだろう。」と甘めにみてもらえる。


つまり、


若い人間を採用するのは、人事担当者のリスクヘッジでもあるのです。若い人が転職上有利なのは間違いない。

タカヤは人事をしていてそう思いました。

無資格・未経験への転職は、早くて20代後半・遅くて35歳で締切り

そんなわけで、転職には時間をかけすぎてはいけない。


実は若さこそが転職市場における最大の価値だったりするからだ。

特に、無資格・未経験者には厳しい視線が注がれることになる。


業界・企業によっては、無資格・未経験者をほとんど採用しないことがある。年齢に厳しいところだと、20代後半までが応募要件になっていることもある。どんなに待ってくれる企業でも、無資格・未経験は35歳までが限界だろう。

それくらい転職時期にはシビアになった方がいいと思う。

年齢を理由に募集制限をかけるのは禁止されている(一応ね!)

ここまで、年齢が上がると採用されにくくなる話をしてきた。

でも、

年齢を理由に募集制限をかけるのは、法律で禁止されています。平成19年の雇用対策法改正で、そのように決まったのです。

「国が法律で認めているのであれば、無資格・未経験でも転職できるでしょ」と思ってしまいそうです。

が、実態は全く違う。


なぜなら、


企業側からすると、不採用にする理由なんていくらでも作れるから。


「求めるキャリアと異なるため」とか「より条件に合う候補者が現れたため」とかね。


そんな「もっともらしい理由」の裏側には、エゲツない本音が隠れている。単に「こんなに年齢が高い人はいらない」というシンプルな理由で不採用にしていたりする。

だから転職に時間をかけすぎてると危険なのです。


【経験談】看護師の採用も変化してきている

転職と年齢に関して、タカヤ自身の過去の経験を1つ。

前まで私は病院事務をしていて、看護師の採用もしていました。

看護師といえば、「女性の安定した仕事で、いくらでも転職できる。北海道から沖縄まで職場は選び放題」という仕事でした。


が、

タカヤの病院では、看護師でさえバンバン不採用になっていました。ちょっと経験が不足しているとか、履歴書でちょっと気になるくらいの理由で、書類審査すら突破できない。

この傾向は年々強まっていて、今後は一流病院で数年間バリバリ働いていた看護師じゃないと、簡単に就職先を探せない時代がやってきます。

理由は簡単で、看護師が余ってきつつあるからですね。


数が増えすぎていて、買い手がつかない状況になってきている。酸素とか水みたいに、当たり前に存在しすぎて値段が付かなくなっている。


安定と言われていた資格業界にも、競争の波が押し寄せいています。


ちなみに今後10年間で、約55万人の看護師が市場に出てきます。これは鳥取県の全人口と同じくらいです。


想像してみると凄いですよ。


いま鳥取県に看護師が1人も居ないのに、10年後は県の人が全員看護師になっている。それくらいの数が出てくるから、看護師も当然余りまくる。


そして看護師ですら年齢・経験を理由に不採用になるのだから、一般企業に勤める文系社員は尚更厳しい状況になっていくのは簡単に予想できます。

中高年になるまでマサラタウンに留まるな!

だからこそ最初の話に戻るが、転職に時間をかけすぎてはいけない。


これは、どこでもいいから転職しろということではありません。転職の準備に時間をかけすぎてはいけないってこと。


特に、「転職しようかな」と考えているのに、何もしないでグズグズ待っているのはヒジョーにまずい。

それは、何もしないで若さを浪費している状態。そうやって待てば待つほど、転職できる可能性も低くなっていく。

グズグズ待っている状態は、ポケモンで例えると、「サトシが中年になるまでマサラタウンに留まっている」のと同じ。


「最初のポケモン受け取って、早く出発しろよ!」
「40歳過ぎてポケモンマスターとか、かなりイタいぞ!」
「若くて健康なうちにスタートしないと、トキワの森で膝壊しちゃうよ。」


ってなりますよね。


ゲームと違って、年齢と共に可能性が閉じていく世界に我々は生きています。若さは有限な資源で、無駄にしてはいけません。


四天王に挑むかどうかは、チャンピオンロードを抜けてから考えればいい

だから、何もしないよりは、早めに動いた方がいい。たとえ上手く動けなくても構わない。


転職もとりあえず、自己分析とか何かしら始めてみたらいい。もしくは求人を眺めてみて、自分がどれくらい市場で求められているか調べるのもいいし、採用試験も受けてしまってもいいと思う。内定が出てしまったら、そこで初めて悩んでみてもいいし。


ポケモンでいうと、四天王に挑むかどうかは、チャンピオンロードを抜けてから考えればいい。


転職も、ひとまず動き出してから考えないと!


そうしないと若さを失って、永久に今の仕事から抜け出せなくなる可能性もありますからね。


と言うことでまとめ!

まとめ

・転職の動きだしは早く、最終判断は慎重に。
・特に20代後半以降は急速に選択肢が狭まってくるから、まず動いてみること。


以上!