最初の就職はくじ引きみたいなもの
どうもタカヤです。
経営学の権威 ピーター・ドラッカーは言いました。
「最初の仕事選びはくじ引きみたいなものだ」
と。
実際にタカヤもそう思います。
最初の仕事選びは、くじ引きみたいに不確定要素だらけです。
まず8時間働くことが分からないし、就職する会社のことも分からない。
そして総合職であれば、配属される職種すら分からない!笑
そんな状態で仕事を選ぶのだから、「自分が思っていたのと違う」となるのは当たり前っちゃ当たり前。
これまでボールに触ったことすら無いのに、いきなり野球チームに入って、「どのポジションやりたい?」って聞かれるくらいピンとこないはず。
仕事選びも同じで、もはや全部にピンときてない状態で入職するわけなので、くじ引きみたいになるのも当然です。
仕事選びとくじ引きでは、決定的に違う点が1つある
くじ引きに例えられる仕事選び。
ただ、この2つには決定的に違う要素が一つあります。そしてこれこそが仕事選びが決定的に重要な理由です。
何だか想像がつきますか?
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それは、回数が限定されていることです。
くじ引きは何回でも出来るけど、仕事選びは少なければ1回・多くても人生で5回程度しかできません。
仕事選びはほとんどやり直しが効かないんですね。
あなたは、1回目のくじを引いてしまっている!
そして重要なことは、
貴重な「仕事選びくじ」を、あなたは既に1回は引いてしまっている」ということ。
その上で2回目・3回目をこれから引こうとしているのであれば、次の転職で失敗は許されません。
そこで失敗したらキャリアがめちゃくちゃになってしまいます。
キャリアって本来、温めた絹ごし豆腐とか、家に代々伝わる大切な壺みたいに、繊細に扱わなくちゃいけないものだと思うのです。
次の転職に向けて、自分の強みを見つける
あなたは、次の転職を成功に導く必要があります。
それに向けて、転職経験者かつ企業人事であるタカヤから、1つして欲しいことがある。
何かと言うと、
「現職であなたの強みを見つけて欲しい」ということだ。
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あのー。
当たり前だと思って流さないで下さいよ!笑
タカヤ自身が公務員から転職する時も、似たようなアドバイスを目にしました。
その時は正直「強みを見つける?ふーん、そりゃそうだよな。」くらいに流していました。
その結果、適性のない仕事へ転職をすることになり、2つ目のキャリアも無駄にしてしまいました。
「現職を通じて、自分の強みを見つける」
この主張を聞いて、「このタカヤって奴は、何を堂々と当たり前のこと言ってんの?」くらいの感覚でいると思う。
その気持ちは分かりますが、今なら声を大にして言えます。
「自分自身の強みをガッチリ把握すること、そしてそれに沿った仕事選びが、転職を成功させる上でとても大切だ」と。
あなたは「強み」でお金を稼ぐ
何故これほど強みを強調するのか?
それは、今後あなたは強みでお金を稼ぐからです。
経営学者 ドラッカーも言っています。
成果を上げるには、強みを生かさなければいけない。弱みからは何も生まれない。
『経営者の条件』 P102
それなのに、
過去のタカヤを含めた多くの人が、「強みゼロの分野」を土台にしてキャリアを作っていきます。
そうして出来上がった人生は、砂場に刺さっている細い木の棒みたいに不安定です。
しかも、
強みがない分野で戦うのは消耗も激しい。
あなたが素手で地面に穴を掘っているのに、周りはデカいスコップを使ってガンガン地面を掘り進んでいるに等しい状況。場合によっては、ドリルを使っている人もいる状況。
そんな状況で競争すれば、努力しても努力しても成果は出ません。
人生がシンドくなるし、幸せでもないと思う。
だから
あなたが今後転職を考えているのなら、真剣に強みを探して欲しい。素手で穴を掘る人生を送りたくないと思うし、私もあなたにそんな人生を送って欲しくない。そのためにブログを書いているのですから!
お願いしますよ!
強み探しのポイントは2つある
さて、「現職で強みを探す」という話ですが、ポイントが2つあります。
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【強みを見つけるポイント】
・本心で強みを探す
・人より少ない努力でできることを探す
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最低限この2つには注意してください。
①本心で強みを探す
強みを見つける上で注意して欲しいポイント。
1つ目が「本心で強みを探す」ということ。
これも「ふーん」って流されそうですが、実は一番大切かもしれません。
というのも、
人って自分が思っている以上に、願望のレンズを通して世界を見てます。
例えばですが、学生時代にクラスにいませんでしたか?
身長が155センチしかない美術部なのに、ゴリゴリの野球部と同じ陽キャラ路線でモテようとしていた男が。
本人は、野球部のような明るさにこそ自分の強みがあると信じこみたい。でも、本心では気づいている。自分がインキャであるということに。
それでも、路線を変えないで、自分の強みを誤認し続けると何が起こるか?
おそらく、痛いチェリーボーイで終わるハメになります。青春を棒に振ります。
仕事探しも同じです。
例えば、あるサラリーマンが経営者になりたいと言っている。
だからと言って、いくら「経営者のようなマネジメントの強みがある」と思い込んだとしても成果にはつながらない。
なぜなら、
「経営者になりたい」という欲望がその人の目を曇らせているから。本当に強みがある分野は他にあるから。
実はその人は経理に向いているかも知れないし、セールスマンに向いているかも知れない。
いずれにしても、「本心で」「本音で」強み探しをしないといけない。
それは自分と向き合う苦しい作業かも知れませんが、自分と向き合わずに将来的に失敗するよりはマシなはず。
実際にかつてのタカヤはセールスに向いてないと感じながらも、セールスの仕事に転職して失敗しました。
なぜこんな事が起きたか?
「セールスマンに向いている人間でありたい」という願望と、本当の強みをごちゃ混ぜにしたからです。
現実世界では、願望だけで金を稼ぐことは難しい。いくら願っても、向いていない分野は向いていないのです。
逆に、
どれだけ否定しても、向いている分野は向いていると言う事でもあります。
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あのー
タカヤが過去の痴態を晒しているわけですから、真剣に転職の参考にしてもらわないと困りますよ笑。
「ふーん」で流さないでくださいね!
「(願望を排して)本心で強みを探す」ということ。
これは大切です。
これは意識面からみた強みを見つける努力と言えます。
②人より少ない努力でできる事
強みを探す2つ目の方法は、「人より少ない努力でできる事を探す事」です。
あなたが今している仕事。
その中で、
あなたが「周りの人より早く習得できたこと。周りの人より少ない努力でできたこと」を探してください。
そこに強みが眠っている可能性が高いです。
例えばタカヤ自身、病院事務として看護師の採用をしていましたが、求人広告の作成がとても得意でした。
もともと知識として広告の勉強はしていたのですが、その知識を実際に使って成果を出すことができた。
マイナビやリクナビの広告販売担当者が作った広告よりも、反応が高い広告を作ることができました。
だからタカヤにとって、文章による広告作成は成果を出せる強みになっています。もちろん自分より圧倒的にレベルが高い人がいるのは承知していますが、周囲と比べると相対的に強みになっています。
そして、
あなたにも必ずそんな分野があります。
例えば、チームで仕事をすることが得意とか、事務処理のスピードがめちゃくちゃ速いとか、コンピューターみたいに正確な事務処理ができるとか。コミュニケーションを苦にしないとか。
そんな得意分野を普段の仕事で見つけて下さい。
それがハッキリわかれば、転職の方向性もハッキリしてくるはずですから。
まとめ!
ここまでの内容をまとめて、今日の話しを終了します。
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・最初の仕事選びはくじ引きみたいなもの。
・くじ引きは何回でも引けるが、仕事選びは上限回数が決まっている
・転職をうまく行かせるためには、強みをベースにする必要がある
・強み探しの方法は少なくとも2つある。1つは「本心で強みを探すこと」、2つ目は「周りより簡単に成果を出せた分野から、強みを発掘すること」
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以上!
繰り返しになりますが、自分の強みに沿ってキャリアを設計していく方が、人生は楽しいしスムーズです。
努力も大事ですが、「努力する分野を選ぶこと」はもっと大切です。そして、自分が選ぶ分野には強みがなくてはいけない。
転職に際して、いろいろな制約はあるかもしれません。
しかし、
「自分の強み」について一度考えてみてくださいね。