どうもタカヤです。


私はかなり履歴書が汚れていまして、公務員・ベンチャー・上場企業・病院事務まで経験してきています。



当然、それらの会社に入る為に面接を受けましたが、毎回こう思っていました。

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「面接官の気持ちを知りたい!」
「評価者の気持ちの10%でも理解できれば、もっと楽に合格できるのに」
「依存症みたいに、面接官から強く求められるにはどうすればいいのか」
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そう考えていました。



ちなみに私は今に企業の採用担当者をしているので、面接官の気持ちがよく分かります。

かつてのような、「面接官の気持ちを理解したい」という悩みは解決しました。

ただ、最近気づいたんですけど、実際に面接官をしなくても、面接官の考えを疑似体験する方法があります。


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それは「モノ・サービスを買うこと」です。
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要するに買い物をすることですね。これで面接官の気持ちを疑似体験できます。

若干ふざけてると感じられるかも知れませんけど、タカヤ的にはかなり真剣です。

評価「する」側と「される」側の視点は、コーラとお茶くらい全く違う

買い物を通じて、なぜ面接官の気持ちが分かるのか?

それは、買い物する側も、面接官もどちらも「評価する側」だからです。

つまり買い物をすることで、面接官のような「評価する側」を体験できる。

そうすることによって、

「評価する側」と「評価される側」の視点が、いかに違うのか分かると思います。


相手の立場というものは、実際に経験しないと分からないことが多い。


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まるで小学校の頃にモテていた人が、モテなかった人の気持ちを理解できなかったように。

男性であるあなたが、女性の気持ちを理解できないように。

風俗に出かけてばかりのタカヤが、風俗にいかない人の気持ちが分からないように。
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それくらい、相手の立場を経験することが、相手の理解を深める助けになるのです。



だから、



買い物を通じて、面接官と同じ「評価者」の立場を経験して欲しい。


そうすれば

評価する側は、意外と特殊な視点で状況を捉えていることが分かる。

買い物を通じて店員を評価してみる

ちなみに。

「買い物を通じて評価者になる」と言っても、あなたは誰を評価すればよいのでしょうか?

そう。

あなたは、自分に接客する店員を評価するのです。


「ものを売る店員」の立場と、「自分自身を売る求職者」の立場はめちゃくちゃ似ています。

だから買い物の時に店員を評価することを通じて、面接官の気持ちを知ることができる。

実際にあなたが店員を評価してみると、いろいろな感想が出ると思う。



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・パーフェクトな説明で商品が欲しくなった

・自分が知りたいことを、店員が説明してくれない

・説明は微妙だけど、店員の態度がよくて買いたくなった
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などなど。



そして、


そんなあなたの感想は、面接官の感想とかなり似ている。



実際にタカヤは現職で採用担当者をしているけど、

「人を評価する」という行為の本質は、面接だろうが買い物だろうが変わらないと感じる。


だから、

買い物を通じて「自分が店員をどう評価するか」体験してみましょう。絶対に面接官の気持ちに近づけますから。

ケータイショップの店員は、面接に弱い人間の典型

買い物について言うと、あなたはiphoneユーザーだろうか?

そうだとしたら、初めてiphoneを買う時、こんな説明を受けなかっただろうか?

ケータイショップに出かけて、iphoneのデモ機をいじっているあなた。

その様子を見て、ショップ店員が話しかけてくる。


「こんにちは!これはappleという会社の製品です。容量的には64GBのスペースグレイで、今月発売になったばかりなんですよー。最新のWi-Fiにも対応していて、いやー本当にオススメです。」

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こんな説明受けて、あなたはどう思いますか?


聞いてないことをベラベラ話してきて、かなりウザくないですか?笑

あなたが聞きたいことは、本当はそんなことじゃない。

あなたが本当に知りたいのは・・・




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・「同じ年代の人のうち、何割くらいがiphoneを使っているのか?」
・「LINEとか頻繁に使うアプリは、iphoneにスムーズに移行できるか?」
・「月々いくらの支払いになるのか?」
・「壊れた時の保証はどうなっているのか?」
・「iphoneを買う気満々できたから、購入を後押しする情報がないかな?」
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くらいの内容だと思う。



どうだろうか?



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店員側(評価される側)と購入者(評価者)の視点は、ハッキリ違うと思いませんか?


購入者であるあなたは、「あなたにとって大事な情報」を教えて欲しい。

でも、


店員は、「店員自身が大事と考える情報」を話している。

あなたは店員とは異なる視点で商品を調べる。面接官は求職者と異なる視点で採用するか判断する

つまり、


あなたは店員とは異なる視点で、商品を評価しているという事ですね。

それと同様、


面接官は、思いがけない視点であなたを評価している。



そのような「評価者の視点」は、評価者になってみないと分からないとつくづく思う。

だからあなたも、買い物を通じて評価者の視点を擬似的に感じてみて欲しい。

面接官の気持ちをかなりリアルに
想像できるようになるから。


買い物する時の「自分の心」を見つめる

ただ、買い物を面接対策に使う上で、2つ注意点があります。

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1つ目は、ある程度高額な商品にすること
2つ目は、自分の感情を見つめること
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何故そうしなくてはいけないのか?

安い商品を買うのに迷う人は少ない

まず「ある程度高額な商品を選ぶ理由」ですが、高額商品じゃないと購入に慎重にならないからです。


例えば、10円ガムを買う時。


あなたは駄菓子屋のおばちゃんのセールストークに、耳を傾けないですよね?


特に何も考えないで「食べたい!じゃあ買う!」で即決するはず。


でもね。



面接官は、「あなた」という超高額商品を買うわけです。


実際に、紹介コンサルタントを使っての転職だと、あなたを採用する為に100万円以上の紹介手数料を払っています。その上、入職してからもあなたの為に給料・保険料を払い続ける訳だから、支出額もハンパじゃない。


だからこそ採用には慎重になる。


そのように、慎重な面接官の気持ちを疑似体験するなら、安い買い物では無理である。


だから、


あなたが買い物を「面接対策」として使ってみるなら、ある程度高額な商品にして下さい。

※だからと言って、いきなり家とか買わないでくださいよ!さすがにタカヤも責任を感じます笑。


評価者になりきった自分の感情を見つめる

買い物を面接対策に使う時の注意点。

2つ目は、店員から説明を受けている時の「自分の感情」を見つめるということ。

今回の記事の趣旨は、


「店員を求職者に見立てて、それをあなたがどう評価するか」を知ることです。


「あなたが店員を評価する時の心の動き」は「求職者を評価する面接官の心の動き」にとても似ています。

商品説明がよくても、店員がめっちゃ不潔という理由で買わないこともあるでしょう。

その時あなたは「うわー超不潔なんですけど!夜遅くまで酒飲んで、そのまま出勤してきたのかってくらいギトギトしている。商品自体はいいけど、この人からは絶対買いたくない・・・ここで買わないで、メルカリで買おう。」と考えるかも知れない。

他にも、店員が「うんうん!そうだね!」となれなれしく相槌を打ってくるかも知れない。

その時あなたは「この人初対面なのに何考えてるんだろ?馴れ馴れしさとフランクさを勘違いしてるのか。ちょっとウザいな。買うのやめとこ!」と感じるかも知れない。



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買い物をする時の「自分の感情の動き」を正確に感じ取って下さい。

それこそが評価者の視点です。



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ものを買う時の気持ちを思い出せば、あなたは面接で「うんうん」という相槌を打たなくなりませんか?

何故なら、店員を評価する立場を経験した「あなた自身」が、それを良くないと感じたからです。

不潔な服装で面接に出かけることは、今後しなくなりますよね?

なぜなら、店員を評価する立場を経験した「あなた自身」が、それを良くないと感じたからです。
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「自分がされて嫌なこと」がわかれば、面接の場で同じような態度は取らなくなるでしょう。


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買い物を通じて、評価者の視点を集めて下さい。



そうすれば、面接の時にかならず役立ちます。



買い物を通じて評価者の気持ちが分かるから、いざ面接になっても面接官の気持ちに沿った態度・回答ができるようになります。

面接官があなたを採用したくなる言葉を、ピンポイントで話せるようになります。

コレ重要!

今度買い物に行く時は、ぜひ評価者の視点を意識してみて下さい。

勉強になるし、何よりも面白いですから!


以上!